すべてのページ
このページの内容

Claude Cloud 0.9.7 で追加

Claude Cloud のチャットは、Claude Code をリレーホストではなく Anthropic のサンドボックスで実行します。サンドボックスは、GitHub リポジトリの専用のクローンで作業します。見えるのは GitHub にプッシュされた内容だけで、自分のマシン上のものは何も見えません。結果は、エージェントがプッシュするブランチとして戻ってきます。チャットは、リレーホストの Claude CLI がサインインしている Claude アカウントに課金されます。

OAR ではほかと同じ会話です。返信はストリーミングで表示され、質問はカードとして届き、スマートフォンからも操作できます。

実験的な機能で、既定ではオフです

Claude Cloud は、Claude CLI がリレーホストに保存しているサインイン情報を使って、Claude CLI 自身が使う API エンドポイントを呼び出します。これらのエンドポイントは、公開されたドキュメント付きの API ではありません。 Anthropic は予告なくこれを変更することがあり、その場合は OAR が更新されるまで、クラウドチャットとライブの使用状況の数値がメモを表示して失敗します。CLI 以外のプログラムが CLI のサインイン情報をこのように使うことに抵抗がある場合は、このプロバイダーをオフのままにしてください。

必要なもの #

  • リレーホスト上の Claude CLI。claude.ai アカウントでサインインしていること。サインインには Settings → Providers → Claude → Relogin(設定 → プロバイダー → Claude → 再ログイン)を使うか、ホストで claude を実行します。同じサインイン情報が Claude のチャットにも使われます。
  • その Claude アカウントに接続された GitHub:claude.ai/connect-github。
  • クラウドチャットで作業させるすべてのリポジトリで、Claude GitHub アプリが許可されていること(GitHub → Settings → Applications → Claude → Configure)。
  • Claude アカウントの環境。環境がないアカウントでは、claude.ai/code を一度開くと既定の環境が作られます。

有効にする #

Settings → Providers → Claude Cloud(設定 → プロバイダー → Claude Cloud)を開きます。

コントロール 既定値 内容
Enable Claude Cloud for New Chat(新しいチャットで Claude Cloud を有効にする) オフ New Chat(新しいチャット)で Claude Cloud を選べるようにし、Check Usage(使用状況の確認)でアカウントのライブの数値を有効にします。ホストに Claude のサインインがない間は拒否されます。
Claude login(Claude のサインイン) Claude タブに移動します。サインインはそこで変更します。
Cloud environment(クラウド環境) アカウントの最初のアクティブな環境 新しいクラウドセッションを実行する環境です。何も保存されていないときは、リレーが最初のアクティブな環境を選んで保存します。
Default model(既定のモデル) claude-sonnet-5-5 新しいクラウドチャットが最初に使うモデルです。一覧は、Claude プロバイダーのモデルから [1m] 版を除いたものに、既定のモデルを加えたものです。
Save Claude Cloud settings(Claude Cloud の設定を保存) 環境と既定のモデルを保存します。スイッチはすぐに有効になります。

タブには、チャットが課金されるアカウントと、リレーがサインイン情報をどこから読み取っているか、それがいつまで有効かも表示されます。

このプロバイダーをオンにすることは、上で説明した Claude のサインイン情報の使い方に同意することを意味します。

  • リレーとそのクラウドワーカーは、アクセストークンを読み取るだけです。トークンは https://api.anthropic.com に送られ、ほかのホストには送られません。
  • トークンはメモリ上にだけ保持されます。データベースやログには書き込まれず、ブラウザーにも送られず、エラーメッセージにも含まれません。
  • OAR はトークンを更新せず、リフレッシュトークンも使いません。CLI が自分のサインインを新しく保ちます。トークンが期限切れになると、リレーはファイルを読み直し、5 分に 1 回まで、CLI に自分のサインインを確認させます。それでも期限切れのままの場合は、もう一度サインインするよう求めるメモでターンが終わります。
  • スイッチがオフの間、リレーはこのサインイン情報で Anthropic に何も問い合わせません。環境の一覧も取得せず、アカウントの使用状況も読み取りません。

Claude Cloud をオフにすると、New Chat から消えます。すでにあるクラウドの会話は、そのまま使えます。

クラウドチャットを始める #

+ New Chat → Provider → Claude Cloud(新しいチャット → プロバイダー → Claude Cloud)を選びます。Working directory(作業フォルダー)は残りますが、ここでは 2 つの欄を埋めるためだけに使われます。この 2 つは一覧から選ぶことも、自分で入力することもできます。選ぶ reasoning effort はありません。クラウドセッション自体は、最初のメッセージで作成されます。ダイアログについては会話を始めるで説明しています。

リポジトリ #

フォルダーの origin リモート、またはその上流ブランチのリモートから読み取ります。欄にフォーカスがあると、OAR はそのアカウントで Claude GitHub アプリがアクセスできるリポジトリを一覧にします。一覧は Anthropic から読み取られ、1 分間保持されます。ラベルの横の ↻ で読み直せます。読み取れない場合は、以前に使ったリポジトリの下に理由が表示されます。このリレーの以前のクラウドチャットで使ったリポジトリが先頭に並び、「used here」と表示されます。ほかの表示は「private」「public」「archived」「no access」です。入力すると owner/name で一覧が絞り込まれます。矢印キーと Enter で選び、Escape で閉じます。

owner/repo や GitHub の URL(https または ssh)を入力したり貼り付けたりすることもできます。受け付けるのは GitHub のリポジトリだけです。

ブランチ #

フォルダーの現在のブランチです。一覧から選んだリポジトリでは、そのリポジトリの既定のブランチになります。欄にフォーカスがあると、OAR はリレーホストの git から見えるリポジトリのブランチを表示します(git ls-remote、ホスト自身の GitHub のサインインを使用)。ホストがブランチを読み取れない場合、この欄は普通のテキスト欄になります。リポジトリの既定のブランチを使うときは、空のままにします。

警告 #

欄の下で、OAR はクラウドのクローンに含まれないものについて警告します。

警告 意味
1 commit not pushed — the cloud clone will not have it. フォルダーのブランチが上流より進んでいます。複数のコミットの場合は件数付きで表示されます。
Branch main has no upstream — push it first, the cloud clone only sees GitHub. ブランチが一度もプッシュされていません。
Uncommitted changes stay local. フォルダーにコミットされていない変更があります。
This folder is not a git repository — enter the repository by hand. フォルダーから欄を埋める情報が得られませんでした。
No GitHub remote in this folder — enter the repository by hand. リモートはあるものの GitHub のものでない場合は、The remote of this folder is not on GitHub — cloud sessions need a GitHub repository. と表示されます。
Could not read git details for this folder — enter the repository by hand. リレーがフォルダーを読み取れませんでした。
The Claude GitHub app has no access to example-org/sample-repo — add it under GitHub → Settings → Applications → Claude, or pick another repository. 最初のメッセージがクラウドに拒否されます。
No cloud environment is set — choose one in Settings → Providers → Claude Cloud. 設定で環境を選んでください。

最初の 2 つの警告は、欄がまだフォルダー自身のリポジトリとブランチを指している間だけ表示されます。

Start chat(チャットを開始)が拒否されると、欄の下のエラー行に理由が表示されます。例:Enter a GitHub repository.、Not a GitHub repository. Use owner/repo or a github.com URL.、Not a valid branch name.、Claude Cloud is not enabled on this relay、または設定で環境を選ぶよう促す No cloud environment is set.。

クラウドチャットでの作業 #

返信は、エージェントが書くのに合わせてストリーミングで表示され、思考、ツールのアクティビティ、サブエージェントの吹き出しも表示されます。サンドボックスの起動中は、ツールのアクティビティにその手順が Cloud: で始まる行として表示され、その後モデル名とともに Claude Code running in the cloud と表示されます。

  • クラウドの行。 入力欄の上に表示されます。リポジトリ、ブランチ、セッションへの claude.ai ↗ リンク、エージェントがプッシュしたブランチごとの ⇡ branch(⇡ ブランチ)リンク(最新の 20 件)、Anthropic が報告するこれまでのセッションの費用です。プッシュされたブランチを開くと、チャットの開始元のブランチ(エージェントがそのブランチ自体にプッシュした場合はそのブランチ)との GitHub の比較が開きます。
  • claude.ai で開く。 チャットの ⋯ メニューにある ☁️ Open on claude.ai(claude.ai で開く)は、セッションが作成されていれば、claude.ai でそのセッションを開きます。
  • 質問。 エージェントの質問(AskUserQuestion)は、複数選択も含めて質問カードとして届きます。権限を求めるツールには Allow(許可)/ Deny(拒否)のカードが表示されます。claude.ai で回答したカードは、OAR でも閉じます。
  • 停止。 Stop(停止)はクラウドのターンを中断します。クラウドが 30 秒以内に確認を返さない場合、OAR ではターンが終了し、エージェントがまだそちらで作業している可能性があるというメモと、セッションへのリンクが表示されます。
  • 画像。 JPEG、PNG、GIF、WebP で、1 つあたり 5 MB まで、インラインで送られます。その他の添付ファイルは拒否されます。サンドボックスはリレーホストのファイルを読み取れないためです。
  • 続きのメッセージ。 メッセージは同じクラウドセッションに送られます。長い間アイドルだった後でも同じです。ターン中に送ったメッセージは、ターンが終わるまで待ちます。
  • モデルの変更。 ローカルの Claude チャットと同じく、ターンの合間に入力欄でモデルを変更できます。サンドボックスは次のメッセージの前に切り替わります。
  • コミットの帰属表示。 エージェントがサンドボックスで作るコミットとプルリクエストの末尾には、Claude タブの帰属表示の設定で指定した行が付きます。コミットの帰属表示を参照してください。コミットの作成者は、引き続きサンドボックスの git の ID(Claude)です。
  • バックグラウンドの作業。 エージェントのバックグラウンドの作業(サブエージェントや時間のかかるコマンド)が動いている間はターンが開いたままなので、締めくくりの返信は同じターンで届きます。
  • セッションが自分で開始するターン。 エージェントのバックグラウンドの作業がターンより長く続いたときや、claude.ai でメッセージを送ったとき、その応答は継続応答としてチャットに表示され、どこから来たかを示す行が付きます。
  • アーカイブと削除。 会話をアーカイブまたは削除すると、Anthropic 側のクラウドセッションがアーカイブされます。アーカイブを解除すると元に戻ります。Anthropic 側では何も削除されません。

ブラウザーやリレーが離れているとき #

エージェントはクラウドで作業を続けます。ターンの途中でリレーや会話のワーカーが再起動しても、メッセージが二重に送られることはありません。新しいワーカーはセッションのイベントログでそのターンを見つけて追いかけ、その間に終わったターンにはログから応答します。セッションへの接続が切れた場合は、切れたところから再開されます。一般的な説明は再起動と再開を参照してください。

使用量の上限に達したとき #

Claude の使用量の上限でクラウドに拒否されたターンは、ローカルの Claude のターンと同じように一時停止します。リセット時刻を示すメモとバナーが表示され、リセット後に作業は自動で続行します。使用量の上限に達したときを参照してください。上限が近いという警告は、バナーではなく、ツールのアクティビティの Claude usage limit warning (...) という行です。

クラウドチャットにないもの #

リレーホストのものは、何もサンドボックスに届きません。

  • リレーのツール。 preview も relay_tool もなく、ホストのパスで埋め込むメディアもありません。プロバイダー別を参照してください。
  • フォルダー。 変更する作業フォルダーはなく、参照する Session(セッション)フォルダーもありません。⋯ メニューには Change CWD(作業フォルダーを変更)がありません。
  • リレーモード。 リレーモード、reasoning effort、コンテキストのサイズはありません。この 3 つの選択欄は非表示になります。
  • 軌道修正とタスク。 ターン中の軌道修正もバックグラウンドタスクのパネルもありません。
  • 添付ファイル。 画像だけです。

使用状況 #

Claude Cloud がオンのとき、Check Usage には Claude Cloud カードがあります。

  • アカウントが持つドル建てのクレジットごとのメーター。使用済みの額、残りの額、有効期限が表示されます。
  • Cloud spend (OAR sessions)(クラウドの支出、OAR のセッション):このリレーにまだあるクラウドセッションについて Anthropic が報告する費用です。クラウドチャットからモーダルを開いた場合は、その会話自身の費用も表示されます。
  • 最新のクラウドセッションレポート:その費用と、モデル別の費用とトークンです。

これらの数値は Anthropic が報告する費用で、請求明細ではありません。ほかの場所で開始したセッションは数えられません。提供されているもののまだ受け取っていないクレジットは、claude.ai へのリンク付きで案内されます。クラウドのターンはまずクラウドのクレジットを使い、クレジットがない場合は Claude の上限に対して数えられます。

Claude Cloud がオンの間は、Check Usage の Claude カードも、上限をアカウントからライブで読み取ります。🧠 ボタンは、セッションのコンテキストウィンドウの使用量を、カテゴリなしで表示します。返信に使用量の行は付きません。

エージェントからクラウドセッションを始める #

エージェントは、create_session で provider: "claude-cloud"、repo、必要に応じて branch を指定して、クラウドチャットを開始できます。create_session を参照してください。これは、ペアリングしたリレーのエージェント(そこからセッションを開始するときのルールに従います)と、エージェントセッションをオンにしたこのリレーのエージェントで使えます。New Chat と同じ確認が行われます。プロバイダーがオンであること、環境が設定されていること、リポジトリが GitHub にあることです。モデルを指定しないチャットは、タブの既定のモデルで始まります。エージェントは、あなたが作成したクラウドチャットを読み取り、プロンプトを送り、待機し、停止することもできます。

環境変数 #

名前 内容
CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN CLI の認証情報ファイルの代わりに使う Claude のサインイン用トークンです。リレーとそのクラウドワーカーが使います。0.9.17 で追加 これを受け取るのは Claude Cloud と Claude のワーカーだけで、tmux の有無を問いません。tmux の下では、リレーのユーザーだけが読めるファイルを通して渡され、ワーカーのシェルがそれを一度読んで削除します。
CLAUDE_CONFIG_DIR ~/.claude の代わりに使う Claude の設定ディレクトリです。CLI のサインイン情報(.credentials.json)はここから読み取られます。
OAR_CLAUDE_CLOUD_BRANCH_LOOKUP リレーホストで off に設定すると、New Chat のブランチ一覧が git に問い合わせなくなります。その場合、ブランチの欄は普通のテキスト欄になります。

うまくいかないとき #

New Chat に Claude Cloud がない場合は、Settings → Providers → Claude Cloud で有効にしてください。

原因がわかっている失敗では、返信は何が起きたか、どうすればよいかを示すシステムメモになります。その後、メッセージをもう一度送信してください。

表示される内容 理由と対処法
スイッチが拒否される:Claude Cloud needs the Claude CLI login on this host. Log in on Settings → Providers → Claude, then switch it on. 先に Claude タブでサインインしてください。
Claude Cloud needs the Claude login of this relay host, and there is none. Settings → Providers → Claude でサインインしてください。
The Claude login of this relay host has expired. Settings → Providers → Claude でもう一度サインインしてください。API がサインインを拒否した場合も、同じメモが表示されます。
GitHub is not connected to the Claude account of this relay host. claude.ai/connect-github で接続してください。
The Claude GitHub app has no access to this repository. アプリのリポジトリへのアクセスに、そのリポジトリを追加してください(GitHub → Settings → Applications → Claude → Configure)。
The cloud environment of this conversation is missing. Settings → Providers → Claude Cloud で環境を選んでください。一覧が空の場合は、このアカウントで claude.ai/code を一度開いてください。
Claude Cloud refused the request because of a rate limit. 少し待ってください。クラウドが待ち時間を示した場合、メモに Wait about N s と表示されます。
The cloud session of this conversation was not found. claude.ai で削除されたか、リレーホストが別の Claude アカウントでサインインしている可能性があります。新しい Claude Cloud チャットを始めてください。
Claude Cloud takes images only, sent inline (JPEG, PNG, GIF or WebP, up to 5 MB each). Not sent: ... 添付ファイルを外すか、エージェントに必要なものをリポジトリやメッセージに入れてください。メッセージは送信されていません。
the Claude Cloud turn failed (...) リレーが原因を特定できない失敗です。たとえば Anthropic がインターフェースを変更した後に起こります。再試行するか、新しいメッセージを送ってください。失敗が続く場合は OAR を更新してください。
環境の一覧に Could not list the cloud environments: ... と表示される リレーが Anthropic から一覧を読み取れませんでした。保存済みの環境は引き続き選べます。

一時的な可能性がある接続の問題では、ターンは失敗しません。メッセージはキューに戻り、もう一度配信されます。