OAR をアプリとしてインストール
OAR の Web UI は Progressive Web App(PWA)です。インストールすると専用のアイコンとウィンドウを持ち、ブラウザーのアドレスバーやタブなしで起動します。ブラウザーに表示されるのと同じ Web UI で、リレーから配信されます。デバイスにほかにインストールするものはなく、すべてのセッションはリレーが保持します。
必要なもの #
インストールとプッシュ通知には、セキュアコンテキストが必要です。リレーには HTTPS か localhost 経由で接続する必要があります。ネットワーク上のリレーにプレーンな http アドレスで接続している場合は条件を満たしません。スマートフォン用にトンネルを設定するのは、たいていこれが理由です。Cloudflare Tunnel、SSH トンネル、リバースプロキシを参照してください。そのうえでブラウザーがインストールを提示するかどうか、どのように提示するかは、ブラウザーの規則によります。
インストールする #
デバイスのブラウザーでリレーを開き、先にサインインします(初回起動を参照)。その後、次のようにします。
| デバイスとブラウザー | 方法 |
|---|---|
| Android、Chrome | ブラウザーのメニュー(⋮)を開き、Install app(アプリをインストール)または Add to Home screen(ホーム画面に追加)を選びます。アプリがすでにインストールされていると Chrome に表示された場合は、ランチャーから開くか、先に古いほうをアンインストールしてください。 |
| iPhone と iPad、Safari | Safari でリレーを開き、Share(共有)をタップしてから Add to Home Screen を選びます。 |
| デスクトップのブラウザー | ブラウザーのメニューを開き、Install app(ブラウザーによっては Add to Home screen)を選びます。 |
OAR には独自の ⬇ ボタンもあります。会話リストのヘッダーの右側、+ New Chat(新しいチャット)と Status(ステータス)の隣にあります(狭い画面では ☰ でリストを開きます)。
- ブラウザーがインストールのプロンプトを提示している場合、ボタンのツールチップは Install app to home screen(アプリをホーム画面に追加)です。押すとそのプロンプトが開きます。承認すると、OAR は Install accepted. The app will appear on your home screen. と表示し、ブラウザーがインストールを報告すると App installed. と表示します。
- ブラウザーが何も提示していない場合、ツールチップは Show install instructions(インストール手順を表示)で、ボタンを押すと、使っているプラットフォーム(iPhone と iPad、Android、その他のデバイス)向けの手順を示すメッセージが表示されます。内容は上の表と同じです。
このボタンは、インストールしたアプリの中と、インストールが提示されない共有された会話では表示されません。
名前とアイコン #
インストールしたアプリの名前は Settings → General → Relay name(設定 → 一般 → リレー名)で決まります。Settings(設定)を参照してください。名前は最大 60 文字で、空の間はアプリは OAR と呼ばれます。アイコンの下のラベルは名前の最初の単語で、その単語が長い場合は最初の 12 文字です。ペアリングしたリレーがこのリレーを呼ぶ名前も同じです。
名前はリレーに保存され、アプリのマニフェストを通じてすべてのブラウザーとアドレスに配信されるため、LAN のアドレスとトンネルのアドレスで名前が一致します。アプリは、インストール元のアドレスに属します。パスのプレフィックス(remote、config.json を参照)の下でリバースプロキシの背後にあるリレーは、別のアプリになります。新しくインストールすると、インストール時点の名前が使われます。Android にすでにインストールされているアプリは、Chrome の通常のマニフェスト更新によって新しい名前になります。確認のプロンプトが 1 回表示されて新しい名前が示され、その後ランチャーのラベルが変わります。名前が変わったときにほかのシステムがどう扱うかは、それぞれのシステム次第です。
アイコンは Theme(テーマ)に従います。Day mode(Day モード)ではライトのアイコンと白い起動背景、Night mode(Night モード)ではダークのアイコンと暗い起動背景が使われます。テーマを変更した後、インストールしたアプリ自体の起動画面は、システムがアプリを更新したときに更新されます。Android では 1 日かかる場合があります。
1 台のデバイスで複数のリレーを区別するには、それぞれを専用のアドレスからインストールし、それぞれに異なる Relay name を付けます。アドレスごとに別のアプリになり、それぞれ独自のアイコンとラベルを持ちます。
アプリ内でのサインイン #
リレーは Cookie でブラウザーのサインイン状態を保ちます(初回起動を参照)。インストールしたアプリに有効なサインインがない場合、サインインボックス Enter your access token to connect(接続するにはアクセストークンを入力してください)が表示されます。トークンを Access token(アクセストークン)欄に貼り付け、Connect(接続)を押します。もう一度必要な場合は、oar url で現在のトークンを表示できます。oar setup --new- の後は、インストールしたアプリを含むすべてのデバイスで再度サインインする必要があります。
アプリの動作 #
戻るボタンと戻るジェスチャー #
システムの戻るボタンやジェスチャーで、インストールしたアプリがすぐに閉じることはありません。戻る操作は、開いているファイルビューアー(0.9.9 で追加)またはサブエージェントビューアーを閉じ、それ以外は閉じません。閉じるものがない場合、アプリは Press back again to close the app と表示します。その間にアプリに触れずにもう一度押すと、アプリが閉じます。戻る操作では、ダイアログ、メニュー、会話リストは閉じません。ファイルビューアーについてはスマートフォンとインストールしたアプリでの戻る操作で、サブエージェントビューアーについてはサブエージェントビューアーで説明しています。
最初に触れる前は、ブラウザーは戻る操作でアプリを離れることを許しており、ページからはそれを変更できません。ブラウザーのタブでは、戻るボタンはブラウザーのものです。
全画面表示 #
アプリは専用のスタンドアロンウィンドウで開きます。狭い画面では、システムが許可していれば、最初に触れたときにシステムに全画面表示も要求します。OAR 独自の ⬇ インストールボタンと全画面表示ボタンは、アプリ内では表示されません。ページはノッチを含む画面全体を使い、ヘッダーを上部のセーフエリアより下に保ちます。
バックグラウンドからの復帰 #
短時間アプリを切り替えるだけなら、何も変わりません。アプリはバックグラウンドに移ってから 45 秒間、リレーとの接続を保ちます。その後、接続を閉じます。戻ると、アプリはすぐに再接続し、会話リストと現在の会話、モデルの一覧、セッションワーカーの状態、未回答の質問とプランボードを読み直します。そのため、離れている間に起きたことが、何もしなくても表示されます。デバイスがオンラインに戻ったときや、スリープから復帰したときも同じです。リレーに接続できない間は、会話リストのヘッダーの左側にあるステータスドットが灰色になり、ツールチップは Web relay unreachable(Web リレーに到達できません)になります。アプリは接続を試み続けます。
アプリがフォアグラウンドにある間はそのことをリレーに伝え、リレーは、どのデバイスでもアプリが前面にないときにだけプッシュ通知を送ります。
更新 #
Web UI はリレーから配信されるため、リレーのホストで OAR を更新すると UI も変わります。インストールしたアプリはシェルのコピーを保持しますが、リレーに接続できるときは常に、まずリレーからページとスクリプトを読み込みます。起動時に新しいバージョンが見つかると、確認なしでそれに切り替えます。一度失敗した場合は、保存したシェルを削除して再読み込みします。再インストールの必要はありません。
制限 #
- オフラインでは、アプリは保存したシェルを開けますが、リレーを必要とするもの(会話、ファイルブラウザー、メッセージの送信)はすべて動作しません。アプリからリレーへの呼び出しが保存されることはありません。
- インストールには、必要なもので説明したセキュアコンテキストが必要です。